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増補版 犯罪に強いまちづくりの理論と実践

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COPABOOKS 増補版 犯罪に強いまちづくりの理論と実践

正しい地域安全マップのつくり方と振り込め詐欺・空き巣防止

著者小宮 信夫
肩書き立正大学文学部社会学科助教授
発行日2015年4月24日
定価1100
本体価格1000
サイズA5判
ページ数108
ISBN978-4-87299-695-1

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目次

序章??増補版発刊にあたって 6
? はじめに 6
? ホットスポット・パトロール 7
? 地域安全マップづくり 11


第?章 安全・安心まちづくりの理論 15

1.安全を創造するための条件?原因論から機会論への転換 15
? 高まる安全確保のニーズ 15
? 犯罪原因論の限界 16
? 犯罪性という心の闇 18

2.刑罰の存在意義 19
? 原因論は刑罰重視 19
? 崩れた矯正神話 20
? 変わってきた刑罰の役割 21
? マスメディアによる誤解 22
? 刑罰に頼らない犯罪防止 23
? マスメディアの不正確な報道 25
? メーガン法登場の背景 26
? 犯罪者の境遇は特殊か 27

3.犯罪機会論?犯罪に強い3要素? 30
? 抵抗性で押し返す 30
? 抵抗性の意識面 31
? 領域性で侵入させない 33
? 領域性と犯罪率 36
? 領域性の意識面 38
? 学校の領域性 40
? 監視性であきらめさせる 41
? 監視性の意識面 43

4.意識重視の「割れ窓理論」 45
? 割れた窓ガラスとは 45
? 交番は割れ窓理論の原点 47
? ニューヨークのコムスタット 48
? イギリスの「犯罪及び秩序違反法」 51
? 犯罪を起こさせないテクニック 53


第?章 地域安全マップづくりの実践 55
1.子どもの安全とまちづくり 55
? 地域安全マップとは 55

2.子どもにつくらせる大切さ 57
? 抵抗性だけに頼らない 57
? 地域のお城で守る 58

3.マップづくりの実践 61
? 事前学習 61
? 街探検 62
? 地図作製 64
? 地域ぐるみの安全対策へ 66
? 地域安全マップ専科 66
? 間違った作製方法 68
? 子どもを傷つけない 72
? 気づきのあるマップづくりを 72
? 事件からの教訓 74


第?章 先人から学ぶ、振り込め詐欺防止 78
1.犯罪者はだましが好き 78
2.だまされない方法とは 80
3.敵を知り己を知る 82
4.防犯とはだまし合い 84
5.ウソとマコトの見分け方 87
? 子どもや孫を名乗る人から「携帯電話の電話番号が変わった」と連絡を受け、数日後、同一人物から再度電話がかかり、「交通事故を起こした。相手が緊急手術をするので至急お金を送ってくれ」と頼まれた場合。 87
? 子どもや孫を名乗る人から「取引先に現金を届ける途中、電車の網棚にかばんを忘れた」と連絡を受け、「このままでは会社をクビになる。もう取引先の社長と会う時間なので、部下に取りに行かせるから、立て替えてくれな
いか」と頼まれた場合。 87
? 郊外のショッピングモールで、「今日はスイスの独立記念日なので、スイス時計の半額セールをやっている」と話しかけられた場合。 88
6.犯罪に強いまちづくりの視点 90


第?章 泥棒に強い家づくり、まちづくり 93
1.普通の家は防犯性能が無く10 秒で侵入可能 93
2.間違いだらけの防犯対策 94
? 警備会社と契約しているから大丈夫? 94
? 番犬がいるから大丈夫? 95
? ピッキング対応の鍵・2重ロックだから大丈夫? 96
? 面格子や雨戸があるから大丈夫? 97
? うちの窓は網入りガラスだから大丈夫 98
3.三つの観点での防犯 生活習慣・建物・地域環境 99
? 生活習慣防犯 99
? 建物 102
? 地域環境防犯 103


最後に 104
編著者紹介 105
コパ・ブックス発刊にあたって 106

内容紹介

子どもとお年寄りを地域のお城で守る

正しい地域安全マップとホットスポットパトロール

安心安全のまちづくりの知恵に、振り込め詐欺と空き巣対策を増補して
犯罪防止強化に役立つ一冊

書評

掲載日: 2006/05/01
掲載紙: Fuji Sankei Business i. 2015年7月10日(金)
内 容:

子どもやお年寄りが犠牲になる事件が後を絶たない。

自分の身を守ることや地域で子ども達やお年寄りを守るために何をなすべきなのか。

著者が発案し、全国の小学校に普及得する「地域安全マップ」の正しい使い方を、図や写真を用いて分かりやすく解説。

また振り込め詐欺の被害防止対策が増補されたほか、多発する空き巣対策については「柴山式防犯診断書」を開発した日本防犯住宅協会会長の柴山明輝氏が新たに執筆している。

一読すれば、日常や住み慣れた地域にも犯罪被害の危険が潜んでいることを気づかせてくれる。

隣人にも読ませたい一冊である。



掲載日: 2006/05/01
掲載紙: ガバナンス 5 No.61 [発行:ぎょうせい] p.135
内 容:

いまや安全・安心は、全国自治体の主要政策のテーマとして上位ランクされるほどになった。関係条例の制定も年を追って増加する一方だ。



だが著者は、安易な横並びの条例はかえって危険であり、犯罪の機会を与えないまちづくりを進めることがもっとも重要だと訴える。



では、どうすればいいのか。重要なツールとして作成を勧めているのが「地域安全マップ」だ。学校などで子どもたちにまちを学習・探検させ、地図を作成させる。「見えにくい」「入りやすい」まちの死角が明らかになって防犯上のポイントが確認できることで対策も立てられるという。本書ではそのノウハウが示されている。




掲載日: 2006/04/01
掲載紙: 職員研修誌 地方議会人 4月号(36巻第11号)[発行:中央文化社]p.63
内 容:

子どもを地域のお城で守る 安全安心のまちづくりに必読



本書は、子どもの安全や地域の防犯などのテーマで、テレビや新聞で取り上げられ、全国的にも有名な新進気鋭の犯罪学者小宮信夫氏が、わかりやすい文章で系統だった防犯の基礎を著したものです。



犯罪は、犯罪機会をできるだけ減らすことで減少するという理論のもとで、地域の安全マップを子どもたちが作り、地域で協力する実践事例がマスコミで取り上げられ、全国に広がっております。



これまでは犯罪者の内面ばかりに目が向いていた防犯の体制をまちづくりの原点と転換された同氏の活動は注目されております。



本書は、教育関係者、自治体関係者、町会などの防犯やまちづくりに係わる人だけではなく、子育て中のすべての人に必読の書です。




掲載日: 2006/03/20
掲載紙: 政府刊行物新聞 4面
内 容:



「安全安心まちづくり」は、犯罪機会論という犯罪学理論に基づいて行われるべきであり、これを理解せずに作られた生活安全条例では、中身が伴っていないのが明白なので、いずれ問題が起こる可能性がある。本書では、正しい犯罪防止の三要素についてわかりやすく解説する。

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