発行日: 2008/9/12
掲載誌: 自治日報 3面
内 容:
自治体行政でも昨今、アカウンタビリティやアジェンダ、アダプトなどカタカナ語が氾濫している。行政改革が進み、外国の先進手法を紹介する際に、適切な訳語がないことなどが要因とされるが、監修の中邨氏は巻頭で、「とりわけ行政では、カタカナ表現の使用には慎重でなければならない」とし、多用は高齢者ら「一部の住民を苦しめ、彼らを自治体行政の片隅に追いやる危険性もある」と警鐘を鳴らす。
本書は、「カタカナ行政用語集」の改訂版。「分かったようで解らない」1,500もの行政カタカナ用語を 1行政 2経済 3IT 4福祉・医療 5教育 6環境 7都市計画 8交通 9一般 ?の9分野に分類に整理して解説。特に、「行政改革や行政運営の議論に欠かせないことば」は、「現代行政用語」として詳しい解説を別に掲載した。
例えば、「アダプト」は通常の解説で「採用、採択する。養子にする。」などと説明。現代行政用語では、「アダプトプログラム」について、「地域住民や企業などと行政とが協力して進めるまちの美化運動」と説明し、「養子にする」の意味から道路や河川など公共の場所を「養子」として清掃、美化運動を行ない、行政がその活動を支援することを意味するようになったことなどを紹介している。
見出しにはカタカナを用い、言語と綴りも表記。巻末の索引から検索可能な構成で、行政関係者はもちろん、一般にも広く読まれることで行政への理解が深まる書といえる。
発行日: 2008/9/1
掲載誌: 月刊 ガバナンス 9月号 通巻113号 p.132
内 容:
わかったつもりでいるが、意味を聞かれると答えに窮するカタカナ用語。行政運営に必須の用語が網羅されており便利な辞典。
発行日: 2008/8/24
掲載誌: 朝日新聞 14面
内 容:
「分かったようで解らない1500の用語」を行政、IT、環境、都市計画、福祉、教育、医療など分野別に解説している。