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SDGsの先駆者 9人の女性とごみ環境

SDGsの先駆者 9人の女性とごみ環境
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書籍 SDGsの先駆者 9人の女性とごみ環境

著者青木 泰
発行日2023/10/31
定価1980
本体価格1800
サイズA5判
ページ数272
ISBN978-4-87299-946-4

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目次

まえがき

序 章 9人の女性が取り組んだごみ問題

第1章 ごみ減量化に向けての取組み
  1. 可燃ごみの週2日収集制への移行  坪井 照子さん
  2. ごみ有料化            中村 恵子さん
  3. 紙ごみの分別・資源化       園田 真見子さん

第2章 生ごみ資源化
  1. 生ごみリサイクル全国ネットワーク 福渡 和子さん
  2. 生ごみ資源化の前人未到の実験   加納 好子さん

第3章 生み出された環境調査
  1. ごみ焼却による喘息への影響    西岡 政子さん
  2. ダイオキシン松葉調査       池田 こみちさん

第4章 未来に向けて夢あるリサイクル
  1. 廃食器のリサイクル        江尻 京子さん
  2. 生ごみで花一杯のまちづくり    吉田 義枝さん

内容紹介

SDGsで示された持続可能な社会・環境・経済を通して取り組むべき課題。特に”つくる責任と使う責任”において「ごみ問題」は永遠の課題です。

本書では、ごみ減量・リサイクル・環境にやさしい処理処分・ダイオキシンなどの公害被害と消費者・研究者・公務員それぞれの立場の9人の女性がごみ問題に正面から向き合い、改革してきた先駆者の軌跡です。彼女たちの取り組みは今では行政の仕事や暮らしに定着しています。9人の女性が切り拓いたごみを取り巻くSDGsな課題解決の実績を学び、社会の在り方や自分の行動を考えるきっかけになる最適な書籍です。

書評

掲載日:2024/1/31

掲載紙:廃棄物資源循環学会誌 Vol.35 No.1 2024 p.83

内 容:

北海道大学大学院工学研究院 石井 一英

さて、書評に書きすぎて内容のネタバレになってしまうことをあえて恐れずに書くと、「男性が造った焼却炉」に対して「女性が築いてきた資源リサイクル」、本書はこれに尽きると思う。9人の取組みが生き生きと表現された物語を読み終えたとき、まず「共感」を覚え、次に「爽快感」を感じ、そして明日の資源循環に対して「ワクワク」といった期待感まで沸いてきた。その理由を自分なりに考えてみると、①現場主義でありボトムアップ型の活動であること、②困難にぶつかっても諦めずに信念を貫いたこと、③その信念の奥底には高い理想や目標があること、最後に④今となっては当たり前であるが、等時では考えられなかった発想で自ら活動推進したことであろう。著者である青木氏は、「今回は、ごみ問題と9人の女性にスポットを当てたが、『この本を読んで私も9人のようにすばらしい人を知っている。ごみ問題に限られずsh可愛問題の中から紹介したい』という声があちことから上がり、いろいろな形で紹介され、私たちの現代史を彩ることを期待したい。」と締めくくっている。廃棄物や環境問題の歴史は、法律や技術の変遷等で語り継がれる場合が多いが、本書は「人」に焦点をあてて語り継ぐ試みがなされている。本書がきっかけとなり、多くの「人」が紹介されることを期待したい。

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