序章「私と地域防災とのかかわり」
1.「象牙の塔からINSへ」
2.「大学の資産を地域に生かす」
3.「新しい地域づくりとは」
第2章「自然災害は地球の息吹である」
1.「自然災害で国土ができた」
2.「さまざまな自然災害の形」
3.「自身の予測は困難」
第3章「自治体は何をなすべきか」
1.「地震災害の形態はさまざま」
2.「阪神・淡路大震災に学ぶ危機管理」
3.「災害に強いまちづくり」
4.「最大の欠点 専門性と継続性の欠如」
5.「地域連携の必要性」
6.「安全から見た中山間地域の課題」
第4章「1998年岩手山噴火危機での災害対応の実際と教訓」
1.「火山災害の特徴」
2.「岩手山 ことの始まりと経緯」
3.「だれも岩手山の噴火の経験がない」
4.「地元は蚊帳の外」
5.「火山災害の軽減」
6.「地域連携の防火体制」
7.「INS『岩手山火山防災検討会』の取組み」
8.「研究者・行政の橋渡し」
9.「災害情報の公開と報道」
10.「自治体の火山観測への協力」
11.「入山規制緩和への道のり」
12.「『岩手方式』の意義」
13.「キーパーソンと強力な指導力」
14.「今後の共生への課題」
第5章「災害の四角錐 安全を守る連携の形」
1.「岩手で実践された減災の四角錐体制」
2.「あらゆる自然災害へ適用ができる」
3.「あらためて自治体がなすべき役割」