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犯罪に強いまちづくりの理論と実践

犯罪に強いまちづくりの理論と実践
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旧版

旧版 犯罪に強いまちづくりの理論と実践

地域安全マップの正しいつくり方

著者小宮 信夫
肩書き立正大学文学部社会学科助教授
発行日2006年2月14日
定価990
本体価格900
サイズA5判
ページ数165
ISBN978-4-87299-290-8

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目次

第1章 安全・安心まちづくりの理論 1、安全を創造するための条件 ?原因論から機会論への転換 2、刑罰の存在意義 3、犯罪機会論 ?犯罪に強い3要素 4、意識重視の「割れ窓理論」 第2章 地域安全マップづくりの実戦 1、子どもの安全とまちづくり 2、子どもにつくらせる大切さ 3、マップ作りの実戦

内容紹介

第1章 安全・安心まちづくりの理論
1、安全を創造するための条件 ?原因論から機会論への転換
?高まる安全確保のニーズ
?犯罪原因論の限界
?犯罪性という心の闇

2、刑罰の存在意義
?原因論は刑罰重視
?崩れた矯正神話
?変わってきた刑罰の役割
?マスメディアによる誤解
?刑罰に頼らない犯罪防止
?マスメディアの不正確な報道
?メーガン法登場の背景
?犯罪者の境遇は特殊か

3、犯罪機会論 ?犯罪に強い3要素
?抵抗性で押し返す
?抵抗性の意識面
?領域性で侵入させない
?領域性と犯罪率
?領域性の意識面
?学校の領域
?監視性であきらめさせる
?監視性の意識面

4、意識重視の「割れ窓理論」
?割れた窓ガラスとは
?交番は割れ窓理論の原点
?ニューヨークのコムスタット
?イギリスの「犯罪及び秩序違反法」
?犯罪を起こさせないテクニック

第?章 地域安全マップづくりの実戦
1、子どもの安全とまちづくり
?地域安全マップとは

2、子どもにつくらせる大切さ
?抵抗性だけに頼らない
?地域のお城で守る

3、マップ作りの実戦
?事前学習
?街探検
?地図作成
?地域ぐるみの安全対策
?地域安全マップ専科
?間違った作製方法
?子どもを傷つけない
?気づきのあるマップづくりを
?事件からの教訓

書評

掲載日: 2006/05/01
掲載紙: ガバナンス 5 No.61 [発行:ぎょうせい] p.135
内 容:

いまや安全・安心は、全国自治体の主要政策のテーマとして上位ランクされるほどになった。関係条例の制定も年を追って増加する一方だ。



だが著者は、安易な横並びの条例はかえって危険であり、犯罪の機会を与えないまちづくりを進めることがもっとも重要だと訴える。



では、どうすればいいのか。重要なツールとして作成を勧めているのが「地域安全マップ」だ。学校などで子どもたちにまちを学習・探検させ、地図を作成させる。「見えにくい」「入りやすい」まちの死角が明らかになって防犯上のポイントが確認できることで対策も立てられるという。本書ではそのノウハウが示されている。




掲載日: 2006/04/01
掲載紙: 職員研修誌 地方議会人 4月号(36巻第11号)[発行:中央文化社]p.63
内 容:

子どもを地域のお城で守る 安全安心のまちづくりに必読



本書は、子どもの安全や地域の防犯などのテーマで、テレビや新聞で取り上げられ、全国的にも有名な新進気鋭の犯罪学者小宮信夫氏が、わかりやすい文章で系統だった防犯の基礎を著したものです。



犯罪は、犯罪機会をできるだけ減らすことで減少するという理論のもとで、地域の安全マップを子どもたちが作り、地域で協力する実践事例がマスコミで取り上げられ、全国に広がっております。



これまでは犯罪者の内面ばかりに目が向いていた防犯の体制をまちづくりの原点と転換された同氏の活動は注目されております。



本書は、教育関係者、自治体関係者、町会などの防犯やまちづくりに係わる人だけではなく、子育て中のすべての人に必読の書です。




掲載日: 2006/03/20
掲載紙: 政府刊行物新聞 4面
内 容:



「安全安心まちづくり」は、犯罪機会論という犯罪学理論に基づいて行われるべきであり、これを理解せずに作られた生活安全条例では、中身が伴っていないのが明白なので、いずれ問題が起こる可能性がある。本書では、正しい犯罪防止の三要素についてわかりやすく解説する。

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