【だいじぇすと】公文書で徘徊使用せず、認知症に不安のないまちづくり条例も施行 全国初

公文書で徘徊使用せず、認知症に不安のないまちづくり条例も施行 全国初
2018年5月下旬号より
愛知県大府市では、市の公文書などで「徘徊(はいかい)」という言葉を「一人歩き」などに言い換えると市長が表明した。市は「一人歩き中に道に迷った人」のような場面に合わせた表現に改める。
徘徊には「目的もなくうろつく」という意味があるが、認知症の高齢者でも、本人なりに目的や理由をもって外出する場合もあり、徘徊と呼ぶことで「外出は危険」と本人や家族に対する偏見を助長していることから発案。
市では全国初の「認知症に対する不安のないまちづくり推進条例」を2018年4月に施行している。6月からは認知症患者の事故で家族が賠償責任を負った場合に備える保険事業も開始する。