【だいじぇすと】市が広報紙の編集を筋ジス患者団体に一部委託、就労支援で

市が広報紙の編集を筋ジス患者団体に一部委託、就労支援で
2018年4上号より
東京都府中市は市の広報誌「広報ふちゅう」の編集業務の一部を、市内の障碍者団体「Copain(コパン)」に委託する。委託料は年間で約40万円。広報は毎月3回発行で、市の各部署からのお知らせや募集のコーナーに使うデータをメールで受け取りチェックした上で原稿にまとめる。
「Copain(コパン)」は難病である筋ジストロフィーを患う代表が設立。パソコンが得意なメンバー5人で作業をこなす。社会福祉法人を通じて、これまでも名刺や文章作成業務を請け負い、一昨年から不定期で会議録の文字起しも行ってきたのを見込まれ、今回の受託につながった。
インターネットを使うことで在宅でも仕事を受注でき、仲間と業務をシェアすることで自分のペースでできる。定期的な収入が見込めることでみんなのやる気も起きると意欲をみせる。